家庭内備蓄について

能登の震災(令和6年能登半島地震)では当初、「水と食料がとにかく足りない」などの報道が見られました。物資支給については、道路の寸断により、物資はあるが、必要な場所に運べない等の問題も発生したようです。横須賀(久村)も能登の震災と同様に、主要道路や港湾施設の被災状況によっては、支援物資の支給に遅れが出ることが予想されます。大規模災害発生当初の物資不足の有効な対策として、家庭内備蓄があります。今回は家庭内備蓄についてピックアップしたいと思います。

●久村町内会の防災の「備蓄」について

まず、久村町内会の備蓄について、町内会では食料及び飲料水の備蓄はありません。各家庭の備蓄で対応してもらう方針です。食料、飲料水以外の物資として以下を備蓄しています。(代表的なもの)

・簡易トイレ(8個)・トイレ用テント(13個)・煮炊き窯(10セット)・ガソリンエンジン式発電機(9台)・ガスボンベ式発電機(1台)・LED式投光器(4台)・石油ストーブ(2台)・毛布(多数)

●家庭内備蓄をどのように行うか

それでは、「何を」「どのくらい」「どんな方法」で備蓄しておけばよいのか、、、

インターネットを検索すると色々な情報が出てきます。ここでは、内閣府のホームページの情報を紹介します。

 ⇒ リンク:内閣府(災害が送る前にできること)

内閣府では、特別なものを用意するのではなく普段の生活の中に備蓄を取り入れる「備える」⇒「食べる」⇒「買い足す」のサイクルを薦めています。

生活の中に取り入れることで無理なく備蓄ができ、賞味期限による買い替え忘れの防止にもつながる。また仮に被災し、避難生活をしていても、「備蓄」から普段の生活を取り戻し、少しでも安心感が得られるように思います。

下のリンクに上記の「サイクル」の「コツ」があります。また、乳幼児や高齢者、持病・アレルギーのある方のアドバイスも記載されています。是非一読ください。

⇒ リンク:いつもの食品でもしもの備えに!食品備蓄のコツ

●備蓄の目安

内閣府のホームページにも記載があるように備蓄の目安としては、

・飲料水 3日分(1日あたり3リットル/人)

・食料 3日分(ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)

・その他、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロ等

※大規模災害の場合は「1週間分」の備蓄が望ましい。

※飲料水の他トイレを流す水も必要、ポリタンクやお風呂に水を張っておく、等備えをする。

能登半島地震の物資に関する報道では、トイレの水不足について多く報道されていたように思います。

●防災対策部会から

・久村町内会の防災の「備蓄」について、意見要望がありましたら、久村ホームページの問い合わせに投稿ください。

・家庭内備蓄を行っているご家庭も多いと思います。今一度「備蓄」の状態をご確認ください。私も先日確認しましたが、食料品の賞味期限が過ぎておりました。賞味期限は切れていますが、まず「食べる」をし、家庭内備蓄の「サイクル」を実践しようと考えています。